通信教育ってたくさんあるから、どれを選んだらいいんだろう?
どんな通信教育にしたら、合格できるのかな?
ケアマネ試験は、介護保険全般を学ぶ必要があるため、独学では限界を感じてしまう人も少なくありません。
そんなときにオススメしたいのが、通信教育を使った勉強法です。
通信教育では、添削や質問ができるものが多く、わからないところを質問できるため、うまく活用することで合格しやすくなります。
しかし、通信教育は独学に比べると費用面の負担が大きくなるため、慎重に選びたいですよね。
私はケアマネ試験に合格するまでに、2回通信教育を利用しました。その中で使ってよかったと思うものもあれば、正直失敗したな、と思うものもあります。
この記事では、私が実際に使った経験も踏まえて、オススメできる通信教育を3つ選びました。
これから通信教育を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
U-CAN | 三幸福祉カレッジ | 資格の大原 | |
講座の特徴 | ・カリキュラムが明確でわかりやすい ・紙媒体が中心 | ・福祉系資格講座大手 ・通信コースとwebコースから選択可 | ・講義動画中心 ・通信講座でも学校の自習室が利用可 |
使用テキスト | ・独自テキスト使用 ・メインテキスト6冊、サブテキスト5種類 | ・公式テキスト使用(別途購入) ・その他の教材は通信は紙媒体、webはweb教材 | ・講義のレジュメ使用 ・過去問とワークブックは中央法規出版の物を使用(自己購入) |
添削回数 | 7回 各項目ごとに全6回 模擬試験1回 | 3回 演習問題2回 模擬試験2回 | 2回 基礎模擬試験1回 全国統一模試1回 |
費用 | 49,800円 分割払い可 | 通信コース36,300円 webコース27,500円 ※独自割引制度あり | 68,000円 ※独自割引制度あり |
教育訓練給付金 | 対象 | 対象 | 対象 |
サイト | U-CAN | 三幸福祉カレッジ | 資格の大原 |
オススメの勉強法その1|U-CAN:ケアマネジャー講座【通信教育】
通信教育と聞いて、まず思い浮かぶのが「U-CAN」だと思います。
U-CANは通信教育の最大手で、通信教育のノウハウがしっかりしています。過去10年間の合格者数は2万5千人を超えており、多数の合格者を出していることでも有名です。
U-CANのケアマネジャー講座には、次のような特徴があります。
カリキュラムが明確で勉強にとりかかりやすい
U-CANのケアマネジャー講座では、標準学習期間が6ヶ月と定められています。6ヶ月後の合格を目標に、効率的に勉強が進められるカリキュラムとなっています。
テキストは6冊あるため、1冊に1ヶ月という計算ですね。
テキストが1冊終わると、課題を提出します。課題には提出期限が定められているので、いつまでにどこを勉強するのかが明確です。
どのように勉強を進めて行けばいいかがわかるので、初めての受験でも勉強に取りかかりやすいでしょう。
また、もし受講開始時点で直近の試験まで6ヶ月満たない場合は、翌年の試験まで引き続きサポートしてくれます。
テキストがわかりやすい
U-CANのケアマネジャー講座は、テキストが非常にわかりやすいことでも有名です。
私も実際に利用したことがありますが、イラストや図解がとても多いんです。
項目ごとにポイントがまとめてあるので、時間がないときには、ポイントを見るだけでも勉強になります。
専門用語は欄外で詳しく解説してあるなど、理解しやすい工夫が満載のテキストです。
テキストで分からないことは、質問サービスで聞くことができます。また、講義動画は無料で見れるので、テキストと併用すれば、より理解が深まって合格に近づけるでしょう。
添削指導は7回受けられる
U-CANのケアマネジャー講座では、添削指導が7回も受けられます。
6回はテキストごとの添削で、テキストが1冊終わる事に課題を提出します。残りの1回は、模擬試験の添削です。
ケアマネ試験で出題される問題は、選択肢から適切な答えを複数選ぶ形式です。
U-CANでは、出題形式に沿った課題が出されます。
それぞれに期限があるので、遅れないように提出しなければなりません。しかし、きちんと提出すれば、詳しい解説付きで返却してもらえます。
7回も添削指導が受けられたうえ、詳しい解説をもらえるのは、U-CANの大きな特徴と言えるでしょう。
分割払いや教育訓練給付制度が利用できる
U-CANのケアマネジャー講座は、一括払いだと49800円です。ちょっと高額ですよね。そういう方のために、U-CANでは分割払いも選べるようになっています。
ケアマネジャー講座を分割払いにすると、1回3900円の13回払いとなります。分割の場合、1回の金額は安くなるものの、トータル支払額は一括払いより高くなる点に注意が必要です。
また、U-CANのケアマネジャー講座は、教育訓練給付制度の対象になっています。
教育訓練給付制度については、こちらの記事をご覧ください。
教育訓練給付制度とは、一定の条件を満たした人が、厚生労働省の指定する講座を受講した修了した場合に、支払ったお金の一部が支給される制度です。
ケアマネジャー講座が対象となっている一般課程では、支払った学費の20%、最大で10万円が支給されます。
U-CANのケアマネジャー講座は49800円なので、9960円が支給されることになります。
分割払いの場合は、支払い済みの金額が対象となります。
なお、支払額が2万円を超えていない場合は、教育訓練給付制度の対象になりません。
ユーキャンのケアマネジャー講座は、私も実際に受講したことあります。
ユーキャンのケアマネジャー講座を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
オススメの勉強法その2|三幸福祉カレッジ:ケアマネジャー受験対策講座【通信教育】
三幸福祉カレッジは、福祉系資格講座で有名な学校です。全国に9校あり、通信教育だけでなく、通学講座も実施しています。
三幸福祉カレッジの通信教育には、次のような特徴があります。
筆記通信コースとWeb学習コースがある
三幸福祉カレッジの通学教育は、筆記通信コースとWeb学習コースの2種類があります。どちらのコースにも、次の教材がセットになっています。
・一問一答
・過去10年分の事例問題演習
・模擬試験問題
・要点ハンドブック
どちらのコースを選んでも、教材の内容に変わりはありません。ただし、Web学習コースでは紙媒体の教材配布は一切なく、全てWebテキストとなります。
2つのコースの違いを、以下の表にまとめていますので、参考にしてみてください。
筆記通信コース | Web学習コース | |
教材 | 紙媒体 | Webのみ |
費用 (税込) | 36300円 | 27500円 |
勉強 方法 | 紙媒体 | Web上 |
公式テキストに沿って学習する
三幸福祉カレッジでは、独自のテキストではなく、公式の基本テキストを使用して勉強していきます。
公式テキストは、ケアマネ試験の出題範囲を完全準拠しているため、試験内容をほぼカバーできると言ってよいでしょう。
ただし、公式テキストはコース料金には含まれていません。書店やネットで自分で購入する必要があります。介護保険制度が改定されると、公式テキストも改訂されますので、購入の際は最新版を買うようにしましょう。
公式の基本テキストは、第9訂版です。全2冊セットで、7480円となっています。
添削指導は3回受けられる
三幸福祉カレッジの通信教育では、添削指導は演習問題の2回と、模擬試験問題の1回で、合わせて3 回受けることができます。
三幸福祉カレッジでも、試験と同様に、5つの選択肢から適切な回答を選ぶ形式で課題が出されます。
分野別の解説付きなので、間違ったところの復習もしやすいでしょう。
また、40本以上のポイント動画も見放題なので、添削指導と動画で理解をより深めることができます。
お手頃価格なのに教育訓練給付制度の対象
三幸福祉カレッジの通信教育は、筆記通信コースで36300円、Web学習コースなら27500円と、とてもお手頃な価格設定になっています。
しかも、どちらのコースともに、教育訓練給付制度が使えるんです。
添削指導付きの通信教育を選びたいけど、費用は抑えたい人には、三幸福祉カレッジの通信教育を選ぶとよいでしょう。
筆記通信コースなら7260円、Web学習コースなら5500円が教育訓練給付金として支給されます。
オススメの勉強法その3|資格の大原:ケアマネジャー合格コースWeb通信【通信教育】
資格の大原は、学校法人大原学園が運営しており、社会人や学生を対象としたさまざまな資格講座を全国で開催しています。
全国に設置校とグループ関連校を合わせると、100校以上もあり、通信だけでなく通学講座が多数開講されています。
資格の大原のケアマネジャー講座には、次のような特徴があります。
講義映像で基礎から学べる
資格の大原ケアマネジャー合格コースWeb講座では、講義映像の視聴を中心に勉強を進めていきます。
大原オリジナル講義レジュメが付いているので、映像を見ながらレジュメで内容を確認していくことができます。
また、講座期間を「基礎力養成期」と「実力アップ期」に分け、初めての受験でもしっかりと実力をつけて合格できるカリキュラムが組まれています。
また、必要となる教材は最低限に抑えられているため、勉強に集中しやすいのも特徴と言えるでしょう。
実際の講座で使用する教材は、次の3種類です。
・大原オリジナル講義レジュメ
・ケアマネジャー試験過去問(中央法規出版)
・ワークブック(中央法規出版)
過去問とワークブックは、個別に書店で購入する必要がありますが、この3種類で基礎から合格へ導いてもらえるというのは、大きなメリットと言えるでしょう。
模擬試験が2回受けられ個人別成績表で結果分析できる
大原のケアマネジャー合格コースWeb講座では、基礎模擬試験と全国統一公開模擬試験が受けられます。
基礎模擬試験では、重要項目や頻出項目が中心に出題され、習熟度を確認することができます。
全国統一公開模擬試験では、本試験レベルの問題が出題され、時間配分や解答テクニックを身に付けているかを確認します。
そして、個人別成績表には、科目別・問題別の正解率などをもとにした結果分析が記載されています。
個人別成績表の分析があることで、理解が不十分な項目や苦手項目の復習がしやすくなりますよ。
そして、学習の総仕上げをしていき、合格にまた一歩近づくことができます。
通信コースでも自習室の利用が可
大原のケアマネジャー合格コース通信講座の最大の特徴は、通信コースでも学校の自習室が利用できることです。
大原では、少しでも勉強に集中できるよう、学校の一部の教室を自習室として開放しており、通信講座生であっても、この自習室が利用できるんです。
なかなか集中して学ぶ環境がない人にとっては、とてもありがたいサービスですね。
ただし、自習室の開放状況や利用方法は、各校によって違うため、電話や専用ページで事前に確認しましょう。
教育訓練給付制度が利用できる
大原のケアマネジャー合格コースWeb講座は、59,000円と他の通信講座と比べると、高くなっています。
また、大原グループの講座を始めて利用する人の場合、別途入学金が6,000円必要ですので、注意しましょう。
しかし、他の通信講座同様に、教育訓練給付制度の対象となっています。
また、大原には次のような独自の割引制度もあります。
・本試験経験者割引
前年度にケアマネジャー試験を受験している人は、受講料を20%割り引く。
・大原受講生割引
過去に10,000円以上の大原の講座を受講したことがあれば、3%割引。
教育訓練給付制度や割引制度を使えば、費用面も抑えつつ、しっかりと学ぶことができるでしょう。
まとめ:合格したいなら自分に合う通信教育を選ぼう
通信教育にはそれぞれに特徴があり、人によって向き不向きがあります。
あなたにどの通信教育が向くかは、性格や生活環境によって変わるので、公式サイトやパンフレットを見比べて、自分に合う通信教育を選ぶことが大切です。
そうすることで、ケアマネ試験の合格がより近づいてくるでしょう。
独学のオススメ勉強法を知りたい方は、こちらの記事が参考になります。