ケアマネを目指すなら、どの資格を取ればいいのかな?
実務経験だけでケアマネって目指せるのかな?
これから介護職を目指す人の中には、将来ケアマネになりたいと思っている人もいるのではないでしょうか。
未経験からケアマネを目指すのであれば、なんらかの国家資格が必須です。
しかし、どの資格を取れば効率よくケアマネを目指せるのか、わからなくて悩むことも多いですよね。
未経験からケアマネになるのなら、介護福祉士・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士がおすすめです。
なぜなら、この5つの資格は介護と関わりの深い資格であり、その経験がケアマネの仕事に活かしやすい資格だからです。
私も介護福祉士からケアマネになりました。
周りは介護福祉士や看護師のケアマネが多いです。
この記事では、未経験からケアマネを目指す人におすすめの国家資格と実務経験の積み方について、詳しく解説していきます。
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未経験からでも取りやすい国家資格ベスト5【ケアマネを目指すのにピッタリ】
ケアマネになるためには、次の条件をクリアしていなければなりません。
・所定の国家資格を取得している
・その資格での実務経験が5年以上ある
未経験からケアマネを目指すのであれば、まず国家資格の取得を目指す必要があります。
所定の国家資格は18種類ありますが、その中でも未経験者が取りやすい資格は「介護福祉士」「看護師」「理学療法士」「作業療法士」「言語聴覚士」です。
それぞれのおすすめポイントと資格の取り方について、詳しく見ていきましょう。
フルで働きながら資格取得を目指すなら介護福祉士
介護福祉士は、国家資格の中では珍しく、養成校に通うだけでなく、実務経験を積むことでも受験資格が得られます。
介護福祉士の受験資格を得るには、実務者研修の修了と3年の実務経験が必要です。
実務者研修には、受講要件がありません。誰でも受験できる資格となっています。
また、介護の現場は未経験・無資格でも雇用してもらえるところが多いため、介護福祉士の受験資格は未経験でも取りやすいでしょう。
介護福祉士の取り方について、詳しくはこちらをご覧ください。
実務経験で介護福祉士試験を受ける人って多いのかな?
介護福祉士の国家試験は、実務経験を積んで受験する人がほとんどです。
実際に、介護福祉士試験を受験した人の受験資格を見てみましょう。
グラフを見ると、介護福祉士は実務経験で受験する人が9割と多いことから、働きながら資格取得を目指す人が多いことがわかります。
この割合は、毎年ほとんど変わっていません。
では、受験資格別の合格者数はどうでしょうか。
介護福祉士試験全体の合格率は71%となっています。
最も受験者数の多い社会福祉施設の介護職員の場合、合格率は第33回で71.2%、第34回では73.1%と高く、働きながらでも合格できる資格といえます。
働きながらでも7割の人が合格できるなら、私も合格できるかも。
私はフルタイムで働きながら受験しましたが、一発合格できました。
周りも一発合格の人が多かったですよ。
しっかり働きながらケアマネの受験資格を得たいなら、まず介護福祉士を目指すとよいでしょう。
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費用を抑えながら資格取得ができる看護師
看護師は、介護福祉士と同様に、ケアマネの仕事と直結する部分の多い資格です。
介護福祉士との大きな違いは、看護師にしかできない業務があること、学校に通うことでしか受験資格を得られないという点です。
看護師になるためには、大学や短大、看護専門学校に通う必要があります。
社会人から未経験で看護師を目指すなら、看護専門学校がおすすめです。
なぜなら、看護専門学校は働きながら通える学校がたくさんあり、返済不要の奨学金を利用できるケースが多いからです。
返済不要の奨学金って、どんなものがあるの?
返済不要の奨学金には、各自治体が行っているものや、病院が実施しているものがあるよ。
自治体が実施する奨学金で代表的なのが、都道府県が実施する看護師等修学資金貸与事業です。
この事業では、資格取得後に都道府県が指定する医療機関で所定年数働くと、返済免除となります。
市町村でも同じような制度を実施しているケースがあります。
内容は各自治体によって違うため、利用を検討する場合は各自治体に確認してください。
各病院が実施している奨学金制度の場合も、それぞれの病院で所定年数働くことで返済が免除されます。
病院の奨学金制度を利用する場合は、働きながら学校に通うケースが多いでしょう。
働きながら学ぶということは、学校で学んだ知識を現場で目にする機会が増えるため、理解が深まりやすくなります。
働きながら学ぶことは、費用面だけでなく学習面でもメリットがありますね。
また、看護師は資格取得後の活躍の場が幅広いのも魅力的です。
介護福祉士の場合、高齢者分野もしくは障害者分野で働く人が大多数となります。
しかし、看護師の場合は、医療機関や介護現場だけでなく、さまざまな現場で働くことができます。
そのため、「病院の仕事が合わないかも」と思ったときや、「夜勤はもう体力的に難しいな」と感じた時などに、自分に合う職場に転職しやすいといえるでしょう。
ライフスタイルが変わったときに、自分に合う職場に移れるのは魅力的ですね。
看護師の主な活躍場所には、つぎのようなものがあります。
・病院やクリニック
・訪問看護
・高齢者施設
・障害者施設
・保育園
・放課後デイサービス
介護分野だけでなく、色々な場所でさまざまな経験を積みたい人にとっては、看護師は魅力的な資格と言えるでしょう。
ある程度学費を確保できるなら理学療法士
理学療法士は、身体機能に障害のある人に対し、リハビリを行う国家資格です。
病気やケガ、事故などで障害を負った方や、加齢による身体機能が衰えた人に対し、一人ひとりに合わせたリハビリ計画を作成して、身体機能の改善を図ることが主な仕事となります。
リハビリの先生と言われて思い浮かぶ仕事内容をしているのが、理学療法士ってことですね。
理学療法士は、交替勤務が少なく、土日祝日が休みのケースが多いうえ、介護福祉士や看護師に比べると待遇が良い傾向にあります。
夜勤や交替勤務が難しいけれど、待遇の良い職種に就きたい人にはピッタリの職種ですね。
理学療法士になるためには、養成校に3年以上通い、国家試験の受験資格を得なければなりません。
養成校には大学や3年制の短大、3年制もしくは4年制の専門学校があります。
専門学校であれば、夜間コースを設けている学校も増えてきているため、働きながら通うことができます。
ただし、リハビリ職の専門学校の場合、私立が多いため、学費の負担が大きくなりがちです。
国や学校独自の奨学金制度は使えるものの、看護師のような病院が実施する奨学金はありません。
未経験から理学療法士を目指すのではあれば、ある程度の学費を前もって準備しておきましょう。
リハ職の中では守備範囲が広い作業療法士
作業療法士は、心身に障害がある人に対し、日常生活を送るために必要な動作や、社会適応能力の回復を目指してリハビリを行う専門職です。
理学療法士と違い、身体機能の回復だけでなく、精神的に障害がある人の心のケアなどのサポートも行います。
生活に主軸を置いたリハビリとなるため、対象者も幅広く、活躍の場所も多岐に渡ります。
具体的には、以下のような場所で活躍することができるでしょう。
・医療機関
総合病院/リハビリテーション病院/精神科病院など
・介護分野
介護施設/デイケア/訪問リハビリ/訪問看護など
・障害分野
放課後デイサービス/就労支援施設/児童発達センターなど
・保健分野
保健所/精神保健センター/地域包括支援センターなど
作業療法士になるためには、理学療法士と同様に、養成校に3年以上通い、受験資格を得る必要があります。
理学療法士に比べると、学校数がやや少なく、夜間コースがある学校も少ないものの、全国に学校があるため、社会人からでも目指しやすいでしょう。
2019年時点での養成校は全国に約190校、専門学校は60校ほどとなっています。
ただし、理学療法士と同様に、看護学校ほどの奨学金制度はなく、学費をある程度用意しておかなければなりません。
とはいえ、資格取得後の活躍の場は幅広く、理学療法士と同様、交替勤務や土日祝日勤務になるケースは少ないでしょう。
待遇も理学療法士とほぼ変わらず、コストパフォーマンスは良い資格といえます。
資格取得後の就職率は100%ということから、活躍の場の幅広さがうかがえます。
今後活躍の場が広がる可能性が高い言語聴覚士
言語聴覚士とは、「話す・聞く・食べる」に関わるリハビリを行う専門職です。
リハビリ職の中では最も新しい資格で、1997年に国家資格に制定されました。
コミュニケーションや食べることは、人が生きていくうえで必要不可欠な動作であり、言語聴覚士の持つ役割は非常に大きなものといえるでしょう。
実際に、言語聴覚士の資格を持つ人の数は右肩上がりとなっており、2022年3月現在の有資格者数は約3万8千人となっています。
これからもどんどん増えていきそうですね。
現在は医療機関で活躍する人が7割弱を占めていますが、介護や福祉分野でも必要とされる職種であることから、今後の活躍の場は広まっていくと考えられるでしょう。
言語聴覚士になるためには、理学療法士や作業療法士と同様に、3年以上の養成校に通い、受験資格を得なければなりません。
一般大学卒であれば、指定された大学、大学院の専攻科に2年通うことで受験資格が得られます。
ただし、学校数が理学療法士や作業療法士に比べ少なく、夜間コースがある学校はわずかです。
言語聴覚士を目指すのであれば、昼間に通うことを前提に検討する必要があります。
なお、待遇面は理学療法士や作業療法士と同等のことが多く、交替勤務や土日祝日勤務のケースは少ないでしょう。
資格を取るのは大変ですが、取得後のメリットは大きい資格と言えます。
未経験から実務経験だけでケアマネになるのは難しい
学校に行く余裕はないから、実務経験を積んでケアマネになりたいんだけど……。
ケアマネには、実務経験を積んで受験資格を得るルートもあります。
それが、相談職として経験を積む方法です。
しかし、相談職の求人の場合、「社会福祉士」「精神保健福祉士」「社会福祉主事」などの資格要件が求められることが多く、未経験無資格で相談職に就くことは非常に難しいと心得ましょう。
介護福祉士などの介護資格での募集が出ることもありますが、経験が重視されることがほとんどです。
私は介護福祉士の資格のみで生活相談員をしたことがありますが、一社目は相談職未経験だったため、試用期間が5カ月と長く設けられました。
介護経験のある介護福祉士でも、相談職に就くのはなかなか難しいんですね。
学校に通う余裕はないけどケアマネになりたいと思うのであれば、介護職に就いて経験を積み、介護福祉士を取得するルートが最も現実的です。
まとめ:未経験からケアマネを目指すなら介護福祉士がおすすめ
未経験からケアマネを目指す場合、まずは国家資格を取得することをおすすめします。
未経験から取りやすいのは介護福祉士で、ケアマネとの親和性も良く、働きながら取得できます。
実際に、私も介護福祉士からケアマネになりましたし、周りにも介護福祉士を持つケアマネが圧倒的に多い状況です。
また、介護職は他の職種に比べて年齢要件が広く、何歳でも就職できるのも魅力のひとつと言えるでしょう。
未経験からケアマネを目指すのであれば、まずは介護福祉士の取得を目標としてみてはいかがでしょうか。
ケアマネの役割や仕事内容を知ってから、ケアマネを目指すかどうか考えたい人は、こちらの記事を読んでみてください。