ケアマネになるためには、医療知識や福祉サービスの知識も必要だよね。
専門外の知識ってなかなか勉強するのが大変。良い勉強法がないかしら?
ケアマネ試験の出題範囲は、介護支援分野と保健医療福祉サービス分野に分かれます。
このうち、保健医療福祉サービス分野は、保健医療に関わる知識と福祉サービスに関する知識が問われます。
保健医療福祉サービスにおける知識は、資格や勤務先によって知識の偏りが出やすく、人によっては初めて学ぶ項目もあるでしょう。
私は病院勤務が長かったので、保健医療サービス分野は知っていることが多かったです。
私は、福祉サービス分野は似た内容が多く、苦労したわ。
資格によっては、もともと持っている知識で対応できる項目もあり、決して難易度の高い分野ではないため、一発合格も夢ではありません。
この記事では、ケアマネ試験に合格するための保健医療福祉サービス分野の勉強法を詳しく解説します。
ポイントを押さえて勉強し、一発合格を目指しましょう。
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保健医療福祉サービス分野の概要
保健医療福祉サービス分野は、医療や福祉に関する知識を問う分野です。
ケアマネ試験では、保健医療サービス分野で20問、福祉サービス分野で15問の合計35問が出題されます。
出題が2分野にわかれているのは、2015年以前は保持資格により科目免除があったためです。
現在では、資格による科目免除はなく、35問すべてを回答しなければなりません。
保健医療サービス分野と福祉サービス分野それぞれの概要は次の通りです。
保健医療サービス分野
保健医療サービス分野は、高齢者や障害を持つ人を支援していくうえで、知っておくべき医療や介護サービスに関する分野です。
疾病に関わる出題が多いものの、高齢者に多い疾患が主に出題されるので、ポイントを押さえて勉強すれば、それほど難しい分野ではありません。
在宅医療に関する問題も頻出傾向にあるため、疾病とセットで覚えておくとよいでしょう。
福祉サービス分野
福祉サービス分野では、ケアマネが知っておくべき福祉に関連する支援やサービスに関する問題が出題されます。
利用者に関わっていくうえで必要となる相談面接技術やソーシャルワーク、事業者や施設に関する問題が多く出題されます。
保持資格によっては、これまで関わることのなかったサービスや知識が多く含まれるため、少し難しいと感じる人もいるかもしれません。
介護職だと、法律や国の行う支援策の中には、初めて触れるものもありますね。
全てを理解しようとすると時間がかかるので、問題を解きながら慣れていくと、効率的に勉強できますよ。
過去問を解きながら内容に慣れていき、少しずつ理解を進めるとよいでしょう。
保健医療サービス分野の出題範囲と学習ポイント
この項目では、保健医療サービス分野の出題範囲と学習ポイントについて、詳しく見ていきましょう。
保健医療サービス分野の出題範囲
保健医療サービス分野の出題範囲は、次の7つに分けられます。
・疾病や障害に関する基礎的な知識(例:高血圧、糖尿病、認知症など)
・医療機関の種類や役割(例:病院、クリニック、訪問看護ステーションなど)
・医療保険制度や介護保険制度の基礎知識
・健康診断や検査についての知識(例:検査の種類、結果の読み方など)
・薬剤に関する知識(例:薬の種類、副作用、飲み合わせなど)
・医療行為に関する知識(例:点滴、バイタルサイン測定、創傷処置など)
・在宅での医療管理に関する知識
出題される範囲は広いものの、高齢者に関する知識のみを問われるため、覚える範囲はそれほど多くありません。
高齢者に関する医療知識を集中的に勉強するとよいでしょう。
保健医療サービス分野の頻出項目と学習ポイント
保健医療サービス分野で頻出される項目は、5つあります。
それぞれの学習ポイントを押さえて、勉強していきましょう。
認知症
認知症の中でも、アルツハイマー型認知症と血管性認知症の原因や特徴に関する問題は頻出傾向にあります。
また、若年性認知症やBPSD、認知症ケア、認知症対策に関する問題も良く出ますので、しっかり押さえておきましょう。
介護現場で働く人であれば、認知症の方に触れる機会が多いため、理解しやすい項目も多いですよ。
訪問看護
毎年1問は出題されているのが、訪問看護の問題です。
訪問看護の内容、医療保険と介護保険の関係、介護報酬の算定要件がよく出題されます。
介護職の場合、訪問看護に触れる機会が少ないため、内容についてしっかり学んでおきましょう。
訪問看護は、医療保険で提供される場合と、介護保険で提供される場合があります。
それぞれの条件を理解しておくことが大切です。
介護老人保健施設
介護老人保健施設に関する問題では、介護報酬の算定要件や提供するサービス内容がよく出題されています。
特に、人員基準と運営基準は確実に押さえておきましょう。
介護医療院
介護医療院については、これまで人員基準や施設基準に関する問題が多い傾向がありました。
今後は、介護報酬の算定要件に関する問題も出てくると予想されます。
介護老人保健施設との違いや、Ⅰ型とⅡ型の相違点をしっかり理解しておきましょう。
在宅での医療管理
在宅での医療管理は、高齢者の疾病に次いで多く出題されています。
在宅自己注射や人工透析に関する基本的内容をしっかり押さえておきましょう。
高齢者に多い疾病とセットで覚えると、理解しやすいですよ。
福祉サービス分野の出題範囲と学習のポイント
福祉サービス分野では、福祉系サービスに関する幅広い知識が問われます。
この項目では、福祉サービス分野の出題範囲と学習のポイントを詳しくみていきましょう。
福祉サービス分野の出題範囲
福祉サービス分野の出題範囲は、次の4つに分けられます。
・ソーシャルワーク
・相談面接技術
・関連諸制度
・介護サービス
関連諸制度には、次の8種類の制度に関する問題が出題されます。
障害者福祉制度/生活保護制度/生活困窮者自立支援制度/後期高齢者医療制度/高齢者虐待防止法/日常生活自立支援事業/成年後見制度/個人情報保護法
出題範囲に含まれる介護サービスは、12種類あります。
訪問介護/訪問入浴介護/通所介護/短期入所生活介護/特定施設入居者生活介護/福祉用具/住宅改修/夜間対応型訪問介護/認知症対応型通所介護/小規模多機能型居宅介護/認知症対応型共同生活介護/介護老人保健施設
介護サービスからは最も多く出題されるので、それぞれについて理解を深めておくことが大切です。
福祉サービス分野の頻出項目と学習ポイント
福祉サービス分野の頻出項目と学習ポイントについて、詳しくみていきましょう。
ソーシャルワーク
ソーシャルワークでは、ソーシャルワークの方法やコミュニケーション技術に関する問題が毎年出題されています。
特に、相談面接に関する問題はよく出題されているので、しっかり理解しておきましょう。
相談員の経験がない人にとっては、難しく感じる項目でもあるので、相談援助に関する基本姿勢や実践原理はじっくり時間をかけて学んでおくと安心です。
関連諸制度
関連諸制度では、成年後見制度が毎年出題されています。
成年後見制度の仕組みや種類を確実に理解しておきましょう。
また、生活保護制度では、生活保護法の4つの原理と原則を理解しておくと、回答しやすいでしょう。
障害者総合支援法も頻出されています。
介護保険法との関係をしっかり押さえた勉強をしておきましょう。
訪問介護
介護サービスの中で最も出題されているのが、訪問介護です。
管理者やサービス提供責任者の資格要件、業務内容、居宅サービス計画と訪問介護計画の完成性や留意点など、広い範囲から出題されるため、全体的にしっかり押さえておく必要があります。
過去には、身体介護と生活援助の区別に関する問題がよく出題されていました。
訪問介護の基本なので、違いをよく理解しておきましょう。
小規模多機能型居宅介護
小規模多機能型居宅介護は、通いを中心として宿泊や訪問のサービスを一体的に提供する介護サービスです。
試験では、人員基準や利用定員に関する問題が多く出題されています。
小規模多機能型居宅介護の特徴と主な基準をしっかり押さえておきましょう。
【目指せ!一発合格】保健医療福祉サービス分野の効率的な勉強法
ケアマネ試験に一発合格するためには、効率的に勉強することが大切です。
この項目では、私の経験をもとに、保健医療福祉サービス分野の効率的な勉強方法を紹介します。
勉強スケジュールを立てる
効率的に勉強するためには、まず勉強スケジュールを立てましょう。
スケジュールを立てることで、勉強時間を確保でき、どの時期にどの範囲を勉強するかを決めることができます。
私が実際に受験したときのスケジュールを紹介します。
準備期間 | 3月 | 仕事の状況などをみながら、無理のない学習スケジュールを立てましょう。 初めての受験の時は、テキスト選びをこの時期に行いました。 |
テキスト中心の学習期間 | 4月~6月 | テキストを使用して試験範囲を学びます。 理解が浅い分野は、webで調べたり、問題集を解くのがおすすめですよ。 |
演習中心の学習期間 | 7月~8月 | 過去問題集を使って、テキストで学んだ知識の定着を図りましょう。 テキストと問題集を往復することで、確実に得点力が付きます。 |
直前期 | 9月 | 実力確認のため、模擬試験などを受ける時期です。 私はこの時期に直前対策セミナーを受講しました。 |
試験本番 | 10月 | これまで学んだことを発揮するのみです! |
勉強時間を確保するためには、普段の生活を工夫して時間を捻出することも大事です。
私が行った勉強時間の確保方法もぜひ参考にしてくださいね。
自分に合う教材を選ぶ
効率的に勉強して合格を勝ち取るためには、教材選びが重要となります。
自分に合った教材を選べば、苦手な分野や知識が不十分な分野を重点的に学習できるでしょう。
私が実際に使ったオススメの教材について、まとめた記事があるので読んでみてくださいね。
どんな勉強法が自分に合うのか、知りたい人には、勉強法をまとめた記事がおすすめ。
知識の定着を図る
効率よく勉強して合格するためには、単にテキストを読むだけでなく、問題を解いて知識がどれほど定着しているかを確認していく必要があります。
まずは一問一答形式の問題集で一つひとつ理解できているかを確認していきましょう。
ユーキャンの一問一答は問題数が多く、解説も載っているのでおすすめです。
テストと同じ環境で勉強する
テストと同じ環境で勉強しておけば、試験当日に緊張して本領発揮できなかったという事態を避けることができます。
試験が近づいてきたら、過去問をひたすら解いていきましょう。
また、模擬試験を受けると、試験当日の緊張感を体感できますよ。
自宅で模擬試験問題をやるなら、ユーキャンの徹底予想問題がおすすめ。
模試3回分と頻出問題が180問もあるので、試験直前の力試しに最適です。
モチベーションを維持する
勉強を続けていくためには、モチベーションの維持が欠かせません。
目標を設定したり、ご褒美を設けたりすると、モチベーションが上がりやすくなります。
例えば、「ここまで勉強したら大好きなおやつを食べよう。」とか、「この模擬試験で〇点取れたら、来週飲みに行こう。」とか、自分のテンションが上がるものをご褒美にすると、より勉強がはかどります。
私は、ひとつの目標を達成するごとに、推しの動画を見たり、グッズを買ったりしてモチベーションをあげていました。
まとめ:保健医療福祉サービス分野は普段の仕事と絡めて覚えよう
保健医療福祉サービス分野は、普段の仕事とつながっている内容が多く出題されます。
普段の仕事が勉強に繋がっていると意識することで、理解が深まり一発合格も目指せることでしょう。
ケアマネ試験の一発合格を目指すなら、スキマ時間を活用した勉強法がおすすめ。
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介護支援分野の勉強を知りたい方は、こちらの記事が参考になります。
自分に合う勉強法がどんなものかを知りたい方は、こちらの記事を読んでみてね。
残り少ない期間で合格を目指すなら、こちらの記事がおすすめです。